十八駅目、ギターを弾くということ。

おそらく個人個人の中の「楽器ができる人」のイメージがどんなもんかで、楽器に手を出すハードルの高さが変わるんだと思うんですよね。

具体的に言うと、ギターを弾くことに挫折した人の「ギターを弾ける人」のイメージってだいたい、「知らない曲でも楽譜を見たらなんとなく弾ける人」だと思うんですよ。ほとんどのコードをちゃんと押さえられて扱える人。

だから「F」が押さえられないと「おれには無理だー!!」って思っちゃうんだと思うんですよね。「Fが押さえられない俺=ギター弾けない人」ってなっちゃう。

どこまで弾けたら「ギターが弾けたこと」になるのか、なんて自分で決めたらいいと思うんですよ。

俺なんてC、G、Dしか押さえられないけど、充分「ギターを弾けてる」って思ってる。

それでね、「俺、ギターが弾けてる!」って思うようになると自然と楽しくなるんです。
極端な話、コードをちゃんと押さえられてなくて正しい音が出てなかったとしても演奏していること自体が楽しくなってくる。
で、楽しく演奏してると、「ああ、俺、ギター弾けてるな」ってまた思うんですよね。

ある種の好循環が生まれるというか、そうなるともう向かうとこ敵ナシっていうか、Fがナンボのもんじゃい!みたいな。

それが音を楽しむってことじゃないかと思うんです。

「ギターとわたし」2015年7月号より

番組テーマソング「各駅停車」

★番組テーマソング
「各駅停車」
作詞:サワダサワタ/作曲・歌:SASAYAMA.
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